香港外国記者会が8月14日に予定している香港民族党の陳浩天・召集人を招く講演会は、「香港本土」の毛孟静・議員が提案したものであることが分かった。9日付『大公報』によると、毛氏の夫であるフィリップ・バウリング氏は外国記者会と深い関係を持つ。毛氏は記者時代に英字誌の副編集長を務めていたボウリング氏と知り合い結婚した。バウリング氏は1985年と93年の2回にわたり外国記者会の主席を務めており、退任後も影響力を持ち、6月15日に行われた外国記者会財政委員会の会議に出席した記録もある。バウリング氏は植民地時代の4代目総督であるジョン・バウリングの遠い親戚にあたる。バウリング氏は91年に毛氏に政治活動を奨励し、2012年の立法会議員選挙では毛氏に50万ドルを献金している。公民党創設メンバーだった毛氏は13年に「香港人優先」を主張する「香港本土」を設立し、香港と中国本土の隔絶を鼓吹するなど政治的立場は過激さを増していき、16年に公民党を離党し自決派などと行動をともにしている。一方、民間団体「政中香港人」のメンバー約20人は8日、外国記者会までデモ行進し、陳浩天氏の講演会の中止を要求した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180808_12515/