将軍澳で不発弾発見、3度も起爆処理【香港―社会】

8月3日、将軍澳の埋め立て地で不発弾が発見された。8月4日付香港各紙によると、今年1月と5月にも湾仔のMTR沙中線の工事現場から不発弾が発見されている。今年はこれで4度目の発見だ。今回の現場は政府土木工程拓展署が管轄する埋め立て用材保管エリア。ここには、建設や修繕、取り壊し、掘削などの作業で発生した建築廃棄物や土砂が保管されていて、沿岸の埋め立てや地盤整地の際に再利用されている。香港国際空港の第3滑走路建設時の埋め立てに使われた土砂もここから運んだものだ。8月3日午前11時ごろ、作業員が土砂を船に載せて運ぼうとしたところ、3~4メートルの深さの地中から長さ1メートル余りの金属の物体を発見。駆けつけた香港警察の爆弾処理班の調べで、爆弾の重さは136キロ、内部に50キロの火薬が残っていることが分かった。周囲を封鎖し、約200人が避難したほか、上空の航空機の飛行も一時ストップし、同日夕方5時から起爆処理を行ったが2度失敗。3度目に成功するまでに3時間が経過し、撤去完了まで計10時間もかかった。今回見つかった爆弾の金属は米軍が使った空爆用の一般的な爆弾の厚さ25ミリに比べ8~10倍も厚く、威力も大きいことから、撤去作業に時間がかかったのだという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180514_10264/

Share