新民党は8月1日、林鄭月娥・行政長官と会談し、10月に発表する施政報告(施政方針演説)の策定に向けて43項目の提案を行った。2日付香港各紙によると、新民党の葉劉淑儀(レジーナ・イップ)主席らは会談後に記者会見し、林鄭長官に提案した内容を紹介。現在の深刻な土地不足と住宅価格の高騰に対処するため、将軍澳と仏堂洲の一帯を埋め立てるほか、マカオにならって香港近隣の中国本土海域の埋め立てを中央政府に要請することや、永住者以外の住宅購入を制限、香港ディズニーランド第2期の用地回収などを提唱した。本土海域の埋め立てはランタオ島以西の一帯を提案し、700~1000ヘクタールの土地創出を見込む。葵涌コンテナターミナルをそこに移転させて粤港澳大湾区と港珠澳大橋による発展に呼応すると同時に、葵涌の跡地300ヘクタールは住宅開発に回す。またディズニーランドの入園者数が減少していることを指摘し、政府はディズニー側と第2期拡張計画の条件を速やかに協議し、開発条件が厳しいものなら用地回収を検討すべきと指摘した。さらに運輸及房屋局の分離も提案に盛り込んでいる。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180710_11722/