屯門で7月31日、トラック襲撃事件の容疑者が車を暴走させて警官にケガをさせ逃走しようとしたため、別の警官が容疑者に向けて発砲し、被弾する事件が起きた。8月1日付香港各紙によると、事の発端は7月下旬から始まったトラック襲撃事件だ。7月26日に野菜を運ぶトラックがアジア系の3人の男にガラスを割られたのに続き、7月29日にも同じ場所、同じ時刻に同様の襲撃事件が発生。被害に遭った運転手は身に覚えがなかったものの、運送業者がマフィアとトラブルになっており、襲撃目標にされたものとみられる。7月31日は再犯を想定して警官が事件現場で待機し、怪しい男が現れたため取り調べをしようとしたところ男は車に飛び乗り、警官たちに向けて突っ込んだ。警官1人が負傷し、別の警官が車を運転していた容疑者に向けて2発発砲したが、男は逃走。ほどなくして見つかった不審車両には血痕が残されていただけで男の姿はなかったが、その後、自ら病院に診療に訪れたところを逮捕された。容疑者は足に被弾しているが命に別条はない。車にぶつかられた警官も軽傷で済んだという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180319_7869/