盗撮容疑で逮捕された警官の裁判が７月３０日に開かれた。７月３１日付香港各紙によると、被告（２７歳）は旺角警察署に常駐する警官。昨年１１月、休暇中にＭＴＲ構内のエスカレーターでスマートフォンを使って女性のスカートを盗撮していたところをたまたま居合わせた私服警官に見つかり、現行犯逮捕された。被告のスマホの中からは、同年７～１０月に撮影されたものとみられる盗撮写真１６２８枚、動画２９０本が発見され、動画１８本には被告本人も写り込んでいたという。さらに、逮捕の前日に警察署内で同僚の婦人警官のスカートの中を盗撮した写真も１２枚見つかった。盗撮回数は合わせて３００回以上に上る。裁判で弁護人は、被告人は犯行の数カ月前に実父の借金の肩代わりで結婚資金１５万ドルを失い、精神的ダメージを受けていたと主張。その際に実父に愛人と隠し子がいたことが発覚し、婚約者とも別れることになったという。また前線での活躍を夢見ていた被告はケガのために内勤を余儀なくされ、こうした失望感から抗うつ症状があったと酌量を求めている。不道徳な行為および不誠実な目的でコンピューターを使用した容疑で起訴された被告は、罪状を認めており、８月１３日に判決が言い渡される予定だ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16342
