選挙事務処は7月25日、選挙人登録の統計を発表した。26日付香港各紙によると、立法会議員選挙の直接選挙枠で投票資格を持つ選挙人の登録者数は381万4318人で、昨年に比べ9249人(約0.24%)増加し過去最高に達した。登録率は79.8%。年齢別に見ると61歳以上が4.65%増と最も増加し、18~30歳が1.38%減少した。5つの選挙区ごとの登録者数は香港島が61万6732人、九龍西が48万7160人、九龍東が61万3183人、新界西が110万2603人、新界東が99万4640人。新界西、新界東、九龍東では増加したが、九龍西と香港島では減少した。特に11月25日に補欠選挙が行われる九龍西の新たな登録者は1万3000人で、60歳以上は3856人増加の約17万人、25歳以下は2226人減少の4万人足らずとなっている。補選への出馬を考えている自由党の李梓敬氏は、高齢者は比較的に保守政党を支持するので親政府派に有利とみる。同議席の奪還を狙っている自決派の劉小麗氏は、選挙人構成の変化が民主派にとって少々不利になるため「選挙ムードを盛り上げて投票率を高めるべき」と述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180725_12108/