特区政府保安局が社団条例に基づき香港民族党の活動禁止を検討していることを受け、民主派団体の民間人権陣線は7月21日、抗議のためのデモ行進を開催した。22日付香港各紙によると、デモ隊は「23条が近い、香港人は目覚めなければ!」とのスローガンを掲げて湾仔から警察本部まで行進。主催者発表で約1200人、警察の推計ではピーク時に600人が参加した。民主党、公民党、工党、社会民主連線、香港衆志、人民力量などが参加したが、非親政府派の立法会議員はわずか6人だった。「香港独立」を主張する学生組織「学生動源」「学生独立連盟」も参加していたが、当の香港民族党の陳浩天・召集人は参加しなかった。一方、保衛香港運動は湾仔で香港民族党の活動禁止を支持する集会を行った。全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は今回の動きについて「香港独立組織に対する抑止力になる。彼らに法的な結果を理解させることで、長期的には香港独立を推進する団体はいなくなる」との見方を示した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180723_12046/