7月18日から香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで書籍見本市「香港書展(香港ブックフェア2018)」が開催されている。会期中の来場者数は100万人を超える見込みで、初日から学生の姿も多くみられた。29回目を迎えた今回は39カ国・地域から前年比1.5%増で過去最多となる680社・団体が出展。今年のテーマは「愛情文学」。「文芸廊」「文間有情」というテーマの専門ブースも設け、張愛玲、鄭梓霊、深雪ら異なる世代の愛情文学作家10人の作品展示を行った。日本からは33社・団体が出展(昨年は21社・団体)。初出店は岩手県、京都府、愛媛県、高知県、沖縄などで、各ブースで日本のアニメ、漫画、観光プロモーションを行っている。またアニメ聖地巡礼88カ所などのプロモーションを行っているアニメツーリズム協会はジャパンパビリオンで最大のブースを設置。週末にかけては演劇批評家の藤原ちからさんによるワークショップ、「若柳流香之會」によるパフォーマンス「鬼太郎とコナンの鳥取県クイズ大会」などが開催され賑わいをみせた。アニメツーリズム協会専務理事の鈴木則道氏は「年々アニメの舞台となる場所を観光に来られる人が増えている。アニメとともに地方活性化につなげていきたい」と話した。24日まで開催される。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180628_11454/