香港城市大学当代中国研究計画高級研究助理の張達明氏は香港書展(ブックフェア)で発表した新書『何為証據:掲露香港乱象的幕後黒手』で「セントラル占拠行動」につながる米国からの資金の流れの一端を紹介した。7月20日付『文匯報』によると、張氏は「真普選連盟」の鄭宇碩・召集人が設立した「華人民主書院」の主な資金提供者は全米民主主義基金(NED)で、金額は約30万米ドルに上ると指摘。鄭氏の秘書である陳家偉氏が2011年にNED傘下の米国国際民主研究所(NDI)香港事務所常駐総監にNEDからの資金援助を申請し、12年3月に4万5000米ドルの援助を認める通知を受けた。さらに13年には25万米ドルの援助を申請したという。また壱伝媒集団(ネクストメディア)創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏も13年に華人民主書院に20万ドル寄付している。華人民主書院は台北と米ニューヨークに支部があり、王丹氏が董事会主席を務めていたほか、台湾の民進党メンバーも董事会に名を連ねている。鄭氏と華人民主書院は19日、真普選連盟に対するNDIからの資金提供や、華人民主書院と占拠行動のかかわりを否定する声明をそれぞれ発表している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180720_12042/