香港警察、香港民族党の活動記録で違法指摘【香港―政治】

特区政府保安局が社団条例に基づき活動禁止を検討している香港民族党の陳浩天・召集人は7月18日、香港警察から受け取った700ページ余りに及ぶ資料をフェースブックで公開した。19日付香港各紙によると、資料は主に民族党が設立された2016年3月から18年5月までに行われた記者会見、フォーラム、放送局の番組、街頭活動、日本や台湾での活動など少なくとも51件の活動詳細を記録。陳氏も自身の言論の大部分が一字一句記されていると認めた。国家安全への危害に関することとしては、設立記者会見で発表した綱領に「香港共和国」の建国や基本法の撤廃、武力使用などが含まれていることや、香港電台(RTHK)の番組で外交ルートで独立を達成することや最終手段として武装革命に言及したことなど20件余りを引用している。社会民主連線、工党、香港衆志などのメンバー約50人は18日、これを集会・結社の自由に対する弾圧として警察本部前で抗議活動を行ったほか、民間人権陣線は21日に集会を予定。このほか英国外務省が批判的な声明を発表した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180719_11986/

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