香港民主民生協進会(民協)の馮検基氏は7月11日、記者会見を開き離党を発表した。12日付香港各紙と香港電台(RTHK)ニュースによると、馮氏は離党して新たに圧力団体を組織し、民生問題への取り組みに専念する計画だ。今後の選挙への立候補については「現在のところ、いかなる可能性も考えていない」と答えた。馮氏は間もなく開幕する香港書展(ブックフェア)で新書『馮検基那一条窄巷』を発表する。同書は過去40年余りの政治生活を振り返るものだが、第1章では昨年初めの民主派予備選挙の内幕を暴露。当初はBプランのリストに戴耀廷氏や李柱銘氏らが含まれていたほか、予備選を運営した民主動力の鄭宇碩氏から「出馬を堅持すれば歴史の罪人になる」と言われ辞退を迫られたことを明らかにしている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180611_10993/