買い物客や街頭パフォーマンスを眺める市民らでごった返す旺角の歩行者天国が、8月4日になくなることが決まった。7月12日付香港各紙によると、5月24日の油尖旺区議会では賛成票が16票で可決。その後、付近住民や商店主、ビルの管理団体などにヒアリングが行われ、回答が得られた154件のうち97%が歩行者天国の撤廃に賛成したという。政府運輸省では今後、道路標識の変更や信号の調整などを行い、8月4日から車両の通行が再開される予定だ。18年前から歩行者天国が始まった同地は、かねてより付近住民から騒音や光害に対する苦情が多く、たび重なる実施時間の縮小によっても改善は見られなかったという背景がある。最近の週末のピーク時の人出は1時間当たり1万700人から1万4800人で2014年に比べ減少しており、夜間は車両の交通量も少ないことから、もう歩行者天国がなくてもよいのではないかとの意見も出ていた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180528_10639/