高等法院(高等裁判所)は7月10日、立法会で6月に可決した「広深港高鉄(一地両検)条例草案」が違憲と主張する訴訟申請を10月末に処理すると関係者に通知した。11日付香港各紙によると、訴訟申請は青年新政の梁頌恒氏、社会民主連線の梁国雄氏ら5人がそれぞれ提出したもの。高裁は10月30~31日に5件の訴訟申請を合併処理することとし、中国本土の法律専門家を証人とすることを認めた。先に政府側は5件のうち呂智恒氏の申請が他の4件の論拠を含んでいるため、他の4件は一時棚上げできると指摘。だが裁判官は5件の審問を同時に行うのが妥当とみなした。香港大学法律学院の張逹明・講師は「一審の結果が出ても終審法院(最高裁)まで上訴するだろうから、政府が最終的な裁判結果を待ってから開通させるのは難しい」とみる。特区政府保安局の李家超・局長は記者の取材を受け「一地両検の法的基盤は強固であり、高速鉄道は予定通り9月に開通する」と述べたほか、運輸及房屋局も「現在の目標は依然として9月開通」とコメントした。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180625_11383/