雷雨警報が発令された7月2日、落雷の直撃による死亡事故が発生した。3日付香港各紙によると、死亡したのは高校生の廬高彦さん(18)。廬さんはこの6月に高校を卒業したばかりで、当日は同級生5人と馬鞍山にトレッキングにでかけていたという。廬さんを含め6人は朝10時に出発し、直後に雷雨警報が発令されたにもかかわらず、現地は天気が良かったため登山を続行。だが正午過ぎに中腹の大金鐘に到着した頃に雷が鳴り天気が急変、大金鐘は高い樹木がない平原のため6人は各自その場にうずくまり落雷を避ける態勢をとっていたが、雷は廬さんの頭部を直撃した。友人らはすぐさま消防署に助けを求め、廬さんはヘリで病院に運ばれたが間もなく死亡した。当日、香港域内では1029回もの落雷を観測、地域別では馬鞍山を含む新界東が568回と最も多かった。なお廬さんは9月から英国に大学に進学することが決まっていた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180531_10699/