選挙管理委員会は6月26日、立法会で空席となっている直接選挙枠九龍西選挙区の補欠選挙を11月25日に行うと発表した。27日付香港各紙によると、同議席は無所属自決派の劉小麗氏が議員資格喪失の判決を受けて空席となっていたもので、先に劉氏が上訴を撤回したことを受け補選準備が進められることとなった。民主派候補の調整を行う民主動力の趙家賢・召集人は6月半ばに会議を行った後、出席者の大部分は劉氏が再度立候補し、工党の李卓人氏を代替候補とすることを支持していると述べた。劉氏は補選の日程が予想より早まり時間が切迫しているため、民主派はすみやかに人選について合意する必要があると指摘した。だが香港民主民生協進会(民協)の馮検基氏は「民主を信じる者は時間を口実にしてはならない」として、予備選挙または世論調査で候補を決めるべきと主張。自身は現在のところ出馬を検討しないと強調した。一方、親政府派も補選は新界東選挙区と同時とみていたため候補者については合意に達していない。世論の支持が高かった特区政府食物及衛生局の高永文・前局長を擁立する情報も流れているが、当人はまだ決めかねているという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180612_11016/