民間人権陣線は7・1デモについて警察が指定したビクトリア公園芝生地を出発地点とすることを不服として公衆集会及遊行上訴委員会に上訴したが、棄却された。6月26日付香港各紙によると、上訴委員会は25日、審問を行い、民間人権陣線は「現在、香港の民主化運動は低迷しているためデモの参加者数は過去に比べ少なく、今回は3000人で申請した」として銅鑼湾東角道と摩頓台バスターミナルで参加者を収容できると主張。だが警察側は過去2年のデモでも出発時に1万人余りだったとして「3000人との見積もりはミスリード」と批判。東角道に大勢の人が集まれば人身の安全に危険が及ぶと指摘した。この結果、上訴委員会は出発地点を2カ所に分けると安全に支障を来すとの見方で一致し、警察の提案を維持した。だが民間人権陣線は水面下で参加団体と銅鑼湾、湾仔で10カ所以上の集合地点を取り決め、ゲリラ式に群衆をデモに途中参加させる考えだ。工党や人民力量の関係者はビクトリア公園からではなく途中から加わることを明らかにした。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180620_11146/