6月14日からFIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会が始まった…

6月14日からFIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会が始まった。毎回W杯開催中には違法とばくが急増するため、当局では取り締まりを強化している。昔『塀の中の懲りない面々』という小説がベストセラーになったけれど、香港の刑務所では服役中にもめげずギャンブルに興じる囚人が跡を絶たないそうだ▼刑務所を管轄する懲教署が今年1~5月に各刑務所と連携し、昼夜3000回にわたって行った特別捜査では、45人の服役囚がギャンブルにかかわり、とばく道具や禁止物品を所持していたことが判明。かけ金の代わりは作業報奨金で購入したタバコやお菓子などだ。かけ金は全体で130万ドルに相当し、W杯開催イヤーだった14年同期の100万ドルより多かったという▼ギャンブルの記録を囚人服に縫い付けたり、ビニールスリッパの底に穴をあけてサイコロを隠し持つなど、知恵を絞っていたことが分かる。とばく道具も自ら製作し、消しゴムでサイコロを作ったという話にはなんだか感心させられた。(本)

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