このところ老舗レストランの廃業が相次いでいるが、また1つ香港市民に親しまれた麺屋が姿を消すことになった。6月13日付『香港経済日報』などによると、湾仔で約60年間営業してきた「永華麺家」が8月末に閉店するという。従業員の話では、廃業の理由は家賃の高騰のほか、店主が高齢になり後継者がいないこと。閉店日は決まっていないものの1~2カ月以内に店を閉めることになっているそうで、店の看板にはその店名を覆い隠すように「光栄結業」の張り紙が張られている。永華麺家は湾仔エリアで60年前に創業、おいしいワンタン麺で人気を博した。1989年にヘネシーロードへ移転し、以降同地で営業を続けてきた。2016年から『ミシュランガイド香港マカオ』の「ビブグルマン選定レストラン」に3年連続で掲載されるなど、美食家からの評価も高かった。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171023_4562/