元「本土民主前線」の梁氏、暴動罪で禁固6年【香港―政治】

高等法院(高等裁判所)で6月11日、2016年春節(旧正月)に発生した旺角暴動で起訴された元「本土民主前線」スポークスマンの梁天●氏ら3人に対し量刑が下された。12日付香港各紙などによると、梁氏は亜皆老街での暴動罪と警官襲撃罪について禁固6年の刑が言い渡され、まだ判決に至っていない▲蘭街での暴動罪については7月13日にあらためて予備審理が行われる。同様に暴動罪で有罪となった慮建民氏は禁固7年、黄家駒氏は禁固3年半が下された。裁判官は判決文で「暴動の規模は大きく極めて深刻。香港市民の安全に大きな危険がもたらされ、抑止性のある刑罰が必要である」「社会に誤ったシグナルを与えないため、政治的訴えを情状酌量の理由として受け入れることはできない」「暴動は集団的暴力行為で、暴動への参加を選択した者は自業自得」「マスクをして手製の盾を持っていたことから行為は組織的で計画的」と述べたほか、英国の同様事件の判例を複数引用した。旺角暴動では91人が逮捕され、28人がすでに有罪判決を受け、被告3人が逃亡中。今のところ慮氏の禁固7年が最も重い刑となっている。【●=王へんに奇、▲=石へんに本】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180523_10529/

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