毎回ワールドカップ(W杯)開催中には違法とばくが急増するが、6月14日のロシア大会の開幕を控え、香港の刑務所を管轄する懲教署では監視を強化している。6月12日付香港各紙によると、昔から刑務所内でギャンブルが横行しており、懲教署が今年1~5月に各刑務所と連携し、昼夜3000回にわたって行った特別捜査で、45人の服役囚がとばく道具や禁止物品を所持しギャンブルにかかわっていたことが判明。服役囚たちはかけ金の代わりに作業報奨金で購入したタバコやお菓子など購買部で手に入る物品をかけていた。かけ金は全体で130万ドルに相当し、14年1~5月の100万ドルより多かった。ギャンブルの記録を囚人服に縫い付けたり、ビニールスリッパの底に穴をあけてサイコロを隠し持つなど、知恵を絞っていたことが分かる。とばく道具も自ら製作しており、消しゴムで作ったサイコロも見つかったという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=14787