香港人力資源管理学会が企業の今年年初の昇給率を発表、平均3.2%だったことがわかった。6月8日付香港各紙によると、これは同学会が今年1月に香港域内の企業48社(8万6717人を雇用)を対象に、給与傾向について調査したもの。その結果、2018年1月に昇給を実施した企業の昇給率が、前年同月の2.9%より0.3ポイント増の3.2%に上昇したという。また昨今の好況感を反映し、何らかの昇給があった被雇用者は全体の85.2%にものぼり、昇給無しは14.8%どまり、逆に減給となった被雇用者は1人もいなかった。企業規模別では従業員500人以下の零細企業と1000人未満の中小企業は平均3.7%と、1000人以上の大企業の3.2%を上回っている。同学会の李志明・会長は今後の傾向について「今年4月に2.8%という20年来の低失業率が記録され、全香港市民が就業しているともいえる状態。下半期は人材不足が加速するだろう」と予測した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180208_7092/