日本経済新聞社と金融統計機関IHSマーキットは6月5日、2018年5月の香港の購買担当者指数(PMI)を発表した。6日付香港各紙によると、5月のPMIは47.8で、4月の49.1から1.3ポイント下落。3カ月連続で下落し、2016年7月以降の約2年で最低となった。香港の民間企業のマインドが急速に悪化したことを反映している。IHSマーキット首席エコノミストのバーナード・アウ氏は「5月のPMIは経営環境がさらに悪化したことを示し、民間経済が減速していることが確認された」とコメント。また経済団体関係者は「最近の米中貿易関係の不安定が企業の投資マインドに影響している。今後、貿易戦がぼっ発すれば輸出が低迷するため、そのときは特区政府が支援措置を講じるべき」と指摘した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180508_10043/