香港民主民生協進会(民協)の何啓明氏は6月3日、香港電台(RTHK)の番組「城市論壇」に出演し、立法会の九龍西選挙区の補欠選挙で民主派の予備選挙を行う場合は候補擁立を検討すると表明した。4日付香港各紙によると、議員資格喪失の判決を受けた自決派の劉小麗氏は先に上訴を撤回し、九龍西選挙区の補選に向けて工党の李卓人・元主席を民主派の代替候補として推薦した。何氏はこれを「欽定」として反対し、「欽定方式を採用するならば本当の民主派支持者の合意ではない」と批判した。また3月の補選で予備選挙を経て代替候補となりながらも辞退した民協の馮検基氏が、最近、離党するという情報が流れている。これは馮氏が民主派統一候補とは別に補選に出馬する布石ではとみられているが、何氏は馮氏が先の補選の際に「最後の出馬」と表明しているため、その可能性はなく、また離党についても否定した。仮に馮氏が出馬すれば民主派は票が割れて落選する可能性が大きい。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180531_10707/