6月14日からのFIFAワールドカップ・ロシア大会開幕を控え、政府当局はノミ行為や違法テレビチューナーの取り締まりを強化している。5月28日付政府公報によると、税関はコードネームを「トロイの木馬」と名付けたおとり捜査を展開。客にふんした税関職員が5月25、26日に深水●や旺角、湾仔の店で、有料テレビ放送が無料で受信できるテレビセットトップボックス(STB)を買うふりをして摘発に成功した。4つの小売店から押収された違法STBは8種で計354台、市価32万ドルに相当する。売値は1台780~1000ドルだったという。このたび版権条例違反容疑で逮捕された店長、店員ら8人は、有罪となれば4年以下の禁固刑または罰金50万ドルが言い渡される。昨年12月には、違法STBを販売した店主、従業員の有罪が確定し禁固21~27月の判決が出た例がある。消費者が違法STBを使用した場合は、民事訴訟となる可能性があるという。【●=土へんに歩】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=9135