天安門事件追悼デモ、参加者数は610人

香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)は5月27日、29周年となる天安門事件追悼デモを行った。28日付香港各紙によると、デモ隊は湾仔の修頓球場から西環の中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)まで行進。参加者数は主催者発表で1100人となり、昨年の1000人からわずかに増加。警察の推計ではピーク時に610人で、やはり昨年の450人から増加したが、歴代ではともに3番目に少ない。参加者らは例年通り支連会の5大綱領の1つである「一党独裁の終結」のスローガンや、逮捕された民主活動家の釈放要求を叫んだ。参加した学生代表はバプテスト大学社工系の学生数人だけだった。支連会の何俊仁・主席は出発前に「民主中国を実現するためには一党独裁の終結が必要。支連会は引き続きスローガンを叫ぶ」と強調。「一党独裁の終結」を叫んでいると選挙への出馬資格が得られないといわれたことへの反感から、より多くの市民が6月4日の集会に参加するとみている。中連弁法律部の王振民・部長は同日出席したイベントで記者から「『一党独裁の終結』は違憲か」と問われ、「これらは古い問題だ」とだけ述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170606_9657/

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