4時のホイ主管、香港警察の人気広報官が引退【香港―社会】

2014年の「セントラル占拠行動」発生期間中に香港警察の広報官を務めていた警務処助理処長、許鎮徳(スティーブ・ホイ)さんが定年退職する。5月21~22日付香港各紙によると、当時広報課の主管だった許さんは毎日夕方4時に記者会見を開いて占拠行動の状況を説明。状況を淡々と述べて報道陣の鋭い質問にも真摯に答えつつ、自身のコメントには有名な歌の歌詞を引用するようなユーモアを持ち、「4点鐘許Sir(4時のホイ主管)」と呼ばれて市民に親しまれた。また特徴あるアクセントで話す「I will now recap in English」(広東語の会見内容を英語で言いなおしますという意味)は流行語にもなった。24日に55歳を迎える許さんは7歳のとき、団地の遊び場でマフィアの構成員が少年たちに暴行する場面を目撃したことから警官を目指したという。香港大学を卒業後、警察学校に入り、機動部隊、行政長官の警護官など多くの部署で活躍。31年間で病気欠勤したのは任務中の負傷による4日と半日のみだったそうだ。夕方4時の記者会見は生中継されるためテレビのアニメ番組が休止となったことを子供たちに謝罪する姿も印象的だった。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180215_7228/

 

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