習近平・国家主席は先ごろ、香港が国際科学技術イノベーション・センターとなることに支持を表明したことが分かった。5月15日付香港各紙によると、これは新華社が14日に報じたもの。中国科学院と中国工程院の在港院士24人は昨年6月に習主席に書簡を送り、国家科学技術研究プロジェクト経費の香港での越境使用や、科学技術研究員が国家の科学技術計画に深く参入できるようにすること、中国本土と香港の科学技術協力を拡大・深化することなどを提言した。習主席はこれを重視し「香港と本土の科学技術の協力を促進し、香港が国際科学技術イノベーション・センターとなることを支持する」と強調。各部門に迅速な対応を指示し、国家科技部と財政部はすでに国家科学技術研究プロジェクトの経費によって香港の関連研究プロジェクトを支援する措置を打ち出している。消息筋はこれが第13次5カ年計画に盛り込まれた香港の3大センターに続く第4の位置付けであるとともに、粤港澳大湾区でのイノベーション科学技術の発展も香港が主導することを意味していると指摘した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180510_10174/