保釣メンバーが北京訪問、入境認められる【香港―政治】

尖閣諸島における中国の領有権を主張する民主派団体「保釣行動委員会」のメンバーが5月13日、北京に到着した。14日付香港各紙によると、保釣行動委員会は13日、セントラルに設置している慰安婦像前で記者会見し、何陣かに分けて北京に赴き政府機関に陳情を行うと発表。陳裕南・主席(社会民主連線メンバー)は(1)今後、彼らが尖閣諸島に向かう際に国家海洋局が船舶を派遣して護衛するよう要請(2)国家郵政局に彼らのデザインした尖閣諸島切手の発行を要請(3)教育部に彼らが制作した尖閣諸島に関する教材を中国本土の小学校の教科書に盛り込むよう要請――などの陳情内容を挙げた。現在は微妙な時期ではないため入境が認められると見込み、回郷証を保有する3人が第1陣として北京に向かった。3人は同日夜に入境を果たし、国務院香港マカオ弁公室の担当官2人が面会し、旅程を尋ね協力を承諾した。14日には第2陣が北京に赴き、5日間の日程で各政府機関を訪問するという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180329_8206/

Share