長和実業の李嘉誠・会長が正式に引退【香港―経済】

長和実業の李嘉誠・会長は5月10日、株主総会を終えて正式に退任した。11日付香港各紙によると、第一線を退いた李氏は同グループの顧問に転じるほか、今後は李嘉誠基金の仕事に専念する意向を示した。李氏は記者会見で「稼ぐべきでない金は稼がない。求めるべきでない利益は求めない。ビジネスは正々堂々とやらなければならない。株主の利益が第一」などと語った。住宅問題については「住宅相場はすでに世界最高に近い。金があるならば住宅を買って自分で住むべきで、住宅を投機するのはよくない」と指摘したほか、長和実業が住宅を少々安く販売することはできないのかと問われると、「安い住宅を売るだけなら株主は私をいらなくなる」と笑いながら述べた。同社は夜、李氏の子息である李沢鉅・副会長が後任会長に就任したと正式に発表した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180319_7879/

 

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