4月末に起きたわいせつ事件の真犯人が捕まり、事件直後に誤認逮捕されていた警官が釈放された。5月8日付香港各紙によると、事件は4月29日未明に大埔の団地で発生。帰宅途中の女性(21歳)が団地のエレベーターの中から跡をつけてきた男に胸を触られた上、無理やりキスをされた。女性が男を振り払ったら逃走したという。通報を受けた警察が防犯カメラの映像を調べたところ、被害者の自宅の1つ上の階に住む警官(36歳)が犯行時刻の10分前に歩く姿が映っていたことから容疑者として浮上し、翌4月30日に逮捕された。その警官は警察署内で女子更衣室に立ち入ったことで停職処分を受けており、痴漢の疑いがかけられたらしい。ところがその後、防犯カメラの映像を付近住民に見せたところ、警官と顔や体格の似ている別の男(38歳)が真犯人と判明。真犯人は同じ団地の別の階に住む男だったが、事件後すぐに転居しており、5月5日に潜伏先の親族の家で見つかり逮捕された。容疑者の身柄が確保されたのは実姉の家で、姉は捜査員が最初に訪問したときには弟は不在だと偽証。その後、家宅捜索時にかくまっていることがばれたため、姉も偽証および犯人隠ぺい罪に問われるもようだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170623_1473/