中国本土のスマホメーカーの小米が新規株式公開(IPO)に向けて、香港取引所(HKEX)に上場申請を行った。5月4日付香港各紙によると、早ければ6月にも上場するとみられ、調達総額はおよそ780億ドルと、今年の上場企業としては世界最高額になる可能性もあるという。今回の上場は香港では初となる特殊なケースだ。「加重議決権株式」と呼ばれる種類株で、A・Bと2種類ある株式の1株あたりの投票権の重みが10:1と公平ではない。現在、同社会長の雷軍氏が51.5%の議決権を握っているが、起業時からのビジネスパートナーである林斌・総裁ともに上場後も相当数のA株を保持するとみられ、影響力は薄まりそうにない。また小米は長和実業と世界戦略アライアンスを組み、小米製品は長和の持つ世界各地1万7000店余りの小売店で販売される。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180502_9908/