JWマリオットホテルで4月25日、全国農業共同組合連合会(全農)の香港事務所開設記念式典が開催された。JAグループは国産農畜産物の輸出拡大に取り組んでおり、全農では輸出重点国での販売強化に取り組んでいる。これまで米国、英国、シンガポールに輸出拠点を設置し輸出拡大に取り組んできたが、加えて香港・台湾・タイ・中国本土の4カ所に拠点設置を検討している。4月にJA全農の子会社であるJA全農インターナショナル株式会社を設置し、香港へのさらなる輸出拡大に向け、産地からリテールまで繋がるサプライチェーンを構築。全農香港事務所を併設した。会場には来港中の宮腰光寛・内閣総理大臣補佐官(農林水産物の輸出振興担当)をはじめ、長澤豊・全農経営管理委員会会長、金築道弘・全農香港事務所長、松田邦紀・在香港日本国総領事館大使兼総領事、立法会議員の張宇人氏、特区政府商務及経済発展局副局長のバーナード・チャン氏らが出席した。香港は日本の農林水産物・食品の最大の輸出先だが、香港の輸入総額に占める日本産の割合は約2%程度に過ぎない。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180327_8167/