日本はコアチーム再昇格
香港セブンズ 2018
来シーズンのコアチームへの復帰をかけて大会に臨んだ日本代表は、予選E組に入った。初戦のジョージアに勝利したが、次のチリ戦で敗北。予選最後のウガンダに勝利してE組2位で通過した。決勝トーナメント初戦はウルグアイでこちらも勝利を飾って準決勝進出を決めた。その対戦相手はアイルランドでここから一気にレベルが上がった。日本は相手のミスにも助けられ、最後は力技で逆転勝ちを決めた。
コアチーム予選大会の決勝の相手はドイツ。前半1分すぎにトライを決めるも、前半3分、前半終了のホイッスルが鳴った最後のプレーで連続トライを奪われる。しかし、日本は後半1分過ぎにすぐトライを奪い返し、12対14に迫る。アディショナルタイムの日本の最後のプレーは、粘りに粘って途中出場のリサラが「さよならトライ」を右隅にして劇的な形で優勝を果たした。
カップ戦はフィジーが前評判通りの強さをみせ順調に決勝に駒を進めた。対戦相手は身体能力の高さを生かしてスコットランド、ニュージーランドといった強豪国を破ってきたケニアだ。ただ、本番では実力と経験に勝るフィジーがケニアを相手にせず24対12で優勝。香港セブンズ4連覇を果たした。
7人制ラグビーの祭典「香港セブンズ」が4月6〜8日、香港スタジアムで開催された。メーンの「カップ戦」はフィジーが4連覇を果たし、日本代表はコアチーム昇格決定大会で見事優勝した。
(取材と文:郷原章/写真の一部提供:Elite Step Asia)