政府部門の清掃員、時給はほぼ最低賃金【香港―経済】

10余りの労働組合と民主派政党メンバーで組織される労働団体「関注生活工資連盟」が行った調査で、政府部門が外部委託する清掃員の時給は法定最低賃金よりもわずか10セント高いだけということが分かった。4月24日付香港各紙によると、同連盟が食物環境衛生署、康楽及文化事務署、房屋署が外注している清掃員102人に話を聞いたところ、月給制の清掃員の1カ月の収入は8640.6ドルで、1日平均労働時間は8.06時間、時給に換算すると34.6ドルとなり、法定最低賃金34.5ドルと比べ10セントしか差がなかった。回答者の65%が月給は1万ドル以上に引き上げるべきと考えており、1万ドル以上でなければ基本的な生活費がまかなえないと答えた。また、回答者の90%が政府部門は清掃員の外部委託はやめるべきだと考えていることが分かった。同連盟では、清掃員を派遣する企業が政府の公開入札に勝つために予算を低く抑えることが、清掃員の低賃金につながっていると指摘。政府が外注をやめ、直接雇用に切り替えるよう求めている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=15854

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