中国共産党中央政治局常務委員の韓正氏(常務副首相)がすでに張徳江氏(前全国人民代表大会常務委員長)に代わって香港マカオ政策を主管する中央港澳政策協調小組組長に就任したことが明らかとなった。4月12日付香港各紙によると、韓氏は現在、「一帯一路」と「粤港澳大湾区」の政策を主管している。中央は粤港澳大湾区を政治局常務委員クラスの国家指導者が統括する必要があるとみなしており、香港マカオ事務を別の常務委員が担当すれば政策に混乱を来すため韓氏が中央港澳政策協調小組組長に就任したもようだ。全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は「これによって香港の大湾区発展への融合がより効果的に進み、過去のようなバラバラの状況が避けられる。今後5年の中央の対香港マカオ政策の重点は経済振興であることを反映している」と指摘。また韓氏は上海市党委書記のときに上海自由貿易区の建設を推進したことから大湾区の統括には適任とみている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180328_8188/