2016年3月に●湾の工業ビルの一室で当時28歳の男性が殺害されコンクリート詰めにされた事件で、殺人および死体遺棄容疑で起訴された男3人の裁判が4月10日、高等法院で開かれた。4月11日付香港各紙によると、被告1人は自分たちが国際組織「There」のメンバーで日ごろから犯罪活動について話しており、被害男性を殺せば3000万米ドルが手に入るため殺したと供述しているという。逮捕時には被告の1人が被害男性に500万ドルの借金があったと報じられていた。このたびの公判では犯行の手口も明らかになった。3人は当初フェリーピアでの殺人を計画したものの現場に多くの防犯カメラがあることを知り断念。16年3月4日に工業ビルの一室で男性にクロロフォルムをかがせた後にアルコールを注射して男性が酔ったことを偽装し、その後男性を自宅に運んで殺害した。翌3月5日にコンクリートで遺体を入れる箱を作った後、8日に運び出そうとした際にコンクリが重すぎてエレベーターに載せられず、9日にはコンクリと遺体を粉砕して遺棄しようとしたが失敗したため、現場に放置したという。3人の被告と同居する間柄で、犯行後に一緒に台湾に逃亡しながらも警察に自首した少女が証人として出廷。今後の裁判の行方が注目される。【●=くさかんむりに全】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=14388