日本経済新聞社と金融統計機関IHSマーキットは4月6日、2018年3月の香港の購買担当者指数(PMI)を発表した。7日付香港各紙によると、3月のPMIは50.6で、2月の51.7から1.1ポイント下落。再び下落に転じ、過去5カ月で最低となった。ただし7カ月連続で景況判断の目安となる50を上回った。経済の先行きに対する民間企業のマインドが低下したことを反映している。IHSマーキット首席エコノミストのバーナード・アウ氏は「2018年は良好な滑り出しだったが、3月の数値には業務の伸びが鈍化する兆しが表れている。生産量と新規受注量の2つとも伸び幅が縮小し、中国本土への輸出の伸びも1~2月に比べて鈍化した。購買活動の伸び率は過去10カ月で最低となった。企業は向こう1年の経営見通しを悲観しており、今後数カ月に伸びを維持できるかどうかは懸念されている」とコメントした。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180307_7623/