香港海関(税関)は落馬洲出入境管理所で4月6日、絶滅危惧種の亀の密輸を摘発した。4月8日付香港各紙によると、6日に香港から本土へ向けて出境しようとした旅客が挙動不審だったため税関職員が手荷物検査をしたところ、荷物の中からラップに包まれた亀2匹が見つかった。「マダガスカルヨコクビガメ」という絶滅危惧種のレッドリストに該当する大型の亀で、1975年からワシントン条約で輸出入が制限されている。2匹合わせて千数百ドル相当の価値があるが、中国本土では1万元で売れるという。当局では男が販売目的で本土へ持ち込もうとしたものとみて、動物虐待と密輸容疑で旅客の男(27歳)を逮捕した。押収された亀は政府漁農自然護理署が保護した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=15114