母親の飼い犬を虐待した容疑で逮捕された男(23歳)の裁判が4月5日開始された。6日付香港各紙によると、事件が起きたのは4日早朝、深水●にあるビルの低層階で、大きな物音に気付いて窓の外を見た住人が、白い毛並みの犬が死んでいるのを発見しすぐに通報。警官と消防隊員が駆け付けると、犬の体は2つにちぎれており、ビル屋上から突き落とされた痕跡があった。その死骸の発見から約20分後になって同ビル9階に住む犬の飼い主が「散歩に出た後に息子だけが帰宅し、犬が行方不明になっている」と通報があったという。その後、防犯カメラの映像から飼い主の息子が犬を連れて屋上に上る姿が写っており、当局が動物虐待容疑で逮捕した。その犬は9歳のスピッツで、3月31日にはチムサーチョイで海に落ちる事故に遭っており、そのときは水上警察に助けられていた。海に落ちた原因は分かっていないが、息子による虐待が常態化していた可能性があるという。現在無職の息子は刑事事件での逮捕歴があり、刑務所から出所した2017年2月以来、精神状態が不安定になっていたとの報道も出ている。【●=土へんに歩】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=15704