東区裁判法院(地裁)は3月27日、民主派の社会運動家である古思堯氏に対し国旗・区旗侮辱罪で禁固2カ月の判決を下した。28日付香港各紙によると、古氏は昨年7月15日と10月1日に行われたデモ行進で、穴を開け侮辱的な文字を書き込んだ国旗を逆さまにして掲げたため「国旗及国徽条例」第7条に違反、さらに今年1月1日の民主派の元旦デモでも侮辱的な文字を書き込んだ香港特区旗を掲げたため「区旗及区徽条例」第7条に違反したとして、国旗侮辱罪2件、区旗侮辱罪1件で起訴された。いずれも事件でも古氏は警官の制止を聞き入れなかったほか、古氏は3件とも否認。裁判官は6件の前科も考慮し即時収監が唯一の選択と判断した。古氏は2012年6月、13年1月、15年7月のデモで国旗・区旗を燃やすなどしたため禁固刑を受けている。古氏は尖閣諸島における中国の領有権を主張する「香港保釣行動委員会」のメンバーで、最近も慰安婦像設置などに携わっている。古氏は裁判所前で記者らの取材を受け、国歌法の施行時にも行動を起こす意向を示した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180205_7024/