予算案補充、280万人に4000ドル支給【香港―経済】

特区政府の陳茂波・財政長官と労工及福利局の羅致光・局長は3月23日、2018/19年度財政予算案の補充措置を発表し、予算案の恩恵を受けられない市民に4000ドルの現金支給を行うこととなった。支給対象は(1)今年年末までに満18歳、香港ID所有、香港に常住(2)香港に不動産物件を所有していない(3)生活保護、高齢者向け生活保護、高齢者手当、障害者手当を受給していない(4)17/18年度で個人所得税が課税されていない、または税還付額が4000ドルに満たない――の条件を満たす市民で、対象は約280万人、支給総額は約110億ドルと見積もられる。在職家庭手当弁事処が申請処理と発給を担当する。今回の措置は政党の圧力によるものかとの問いに対し、陳長官は「主に社会の声を聞いて、より多くの市民が直接恩恵を受けられるようにするため調整した」と答えた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180323_8120/

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