李克強・首相は3月20日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の閉幕後に記者会見を行った。21日付香港各紙によると、李首相は政府活動報告で粤港澳大湾区などに言及したことについて聞かれ、大湾区の計画要綱を策定中で間もなく発表されることを明らかにしたほか、「香港・マカオ住民が中国本土、特に広東省で仕事や生活をする場合、住宅、教育、交通など多方面で徐々に地元住民と同等の待遇を享受できるようになる」と指摘。また活動報告に盛り込まれた「香港が国家発展の大局に融合するのを支持する」は1国2制度の境界線をあいまいにするとの懸念に対し、「中央は当然1国2制度を堅持する。われわれは他の国家とも相互補完で発展できるのだから、1つの国に属する本土と香港・マカオは1国2制度の下でそれぞれの優位性をより発揮し、相互補完で新たな成長を切り開ける」と説明。また台湾については「台湾独立のいかなる企て、主張、行為も容認しない。外国勢力が台湾カードを使うことも認めない」と述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180307_7625/