イースターの連休を前に旅行代理店が倒産した。3月21日付香港各紙によると倒産したのはチケットの手配と欧州クルーズを中心に手がけていた油麻地の「柏茵旅遊」。資金繰りに行き詰まり経営が悪化したものとみられ、20日には無人の事務所のドアに業務の停止を通知するメモが張られていたという。旅遊業議会が把握している被害者の数は70人ほどで、被害総額はおよそ60万ドルに及び、中には20万ドルを払い込んだ被害者もいたようだ。旅遊業議会の陳張楽怡・総幹事は「大半の顧客は代金を支払ったにもかかわらず、出発時刻や便名などの詳細な情報が記された正式なチケットや領収書は持っていないようだ。何らかの救済措置は考慮しているが、業界の基金からの賠償はほぼ無理」と利用者に対し注意を呼びかけた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180312_7764/