沙田で3月15日早朝、親子げんかの末に酒に酔って暴れた男が、制止しようとした警官のけん銃を奪って発砲し、警官が被弾する事件が起きた。3月16日付香港各紙によると、男(29歳)は独身で、女性にもてるためにはお金が必要と考え、母親に自宅を売るように迫り、親子げんかに発展したという。3月14日23時ごろから始まり近所も驚くような激しいけんかは翌朝5時まで続き、男が酒を飲んで暴れたため、母親が通報。警官が駆け付けると警官に向かって酒を浴びせるなどしたので、警官たちが取り押さえようとしてもみ合いになった際に1人の警官のけん銃ホルダーのふたが開いてしまい、そのすきに男がけん銃を奪った。男は連続2発発砲し、警官1人が右手と右足に被弾。3発目は命中しなかったという。もう1人の警官も銃弾がかすって負傷したほか、別の警官ももみ合いの際に負傷した。親子が住んでいた部屋は1989年に24万ドルで購入した物件で、現在はその18倍の約430万ドルまで値上がりしているそうだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180302_7505/