輸出指数が49.4に上昇、貿易リスク分散【香港―経済】

香港貿易発展局(HKTDC)は3月14日、輸出の景況を表す最新の輸出指数を発表した。15日付香港各紙によると、第1四半期の輸出指数は49.4で、昨年第4四半期の44.6から4.8ポイント上昇。ただし依然として景況の分かれ目である50を下回っている。市場別では中国本土が50.3、米国が50.2、日本が50.0と50を上回り、欧州連合(EU)も47.5から49.1に回復した。業界別では時計が15.8ポイントの大幅上昇で57に達したほか、機械と玩具も50を上回った。HKTDCの関家明・研究総監は「輸出指数は依然50を下回っているが、実際に輸出は伸びており、指数も基本的に40~50で市場マインドが悪くないことを反映している。米国が中国に対して行った貿易制限によって中国は新市場の開拓に迫られたため、香港の貿易リスクも分散された」との見方を示した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171220_6035/

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