全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は3月12日、立法会補欠選挙の結果についてコメントした。同日付香港電台(RTHK)ニュースによると、劉副会長は今回の選挙で注目すべきは獲得議席ではなく直接選挙枠での民主派の優位性が低下してきたことで、「親政府派と民主派の得票差は縮小する傾向にある」と述べた。その主な理由として、親政府派がますます団結し早々と候補者を擁立したのに対し、民主派は団結を欠いているほか、「議員・候補者の資格喪失」と高速鉄道の「一地両検」といった争点では対決ムードを醸しにくく、特に資格喪失の問題については一般市民の反応は冷めていると指摘。香港工会連合会(工連会)の黄国健氏も「議員資格をはく奪した政府の決定は間違っていないと市民が考えていることが反映された」と分析している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180205_7030/