特区政府は間もなく「国歌法」の現地立法文書を立法会に提出し、7月の休会までに審議が行われるもようだ。3月9日付香港各紙によると、立法会政制事務委員会は23日に「国歌法」立法について討議する。現地立法では公の場で故意に国歌をおとしめる行為に対する刑事責任を規定し、「国旗及国徽条例」にならって最高刑罰は罰金5万ドルおよび禁固3年となる見込み。国歌を斉唱しなければならないケースを明記し、重要スポーツ行事は含めるか、二次創作をどう処理するかなどを討議する必要がある。中国本土の「国歌法」では小中学校教育に国歌が含まれているため、香港でも同様にするかも検討される。教育界代表の立法会議員である葉建源氏はその必要はないとの意見だが、すでに多くの学校で国歌を指導し、学校で国歌を斉唱する機会も多いという。「国歌をおとしめる行為」について政府消息筋は「主に当事者の動機をみるため、条例に詳細を列記することはない」とみるが、公民党の楊岳橋・代表は執法上で主観的となる懸念があるため「おとしめる」の定義について公開諮問を行わねばならないと主張している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171113_4989/