複合商業施設PMQで3月3日、「福島県の現状と復興のあゆみ」ラウンドテーブルが開催された。ラウンドテーブルでは福島県農林水産部技監佐藤清丸氏、(株)Kato Farmの加藤絵美氏、また香港で活躍する日本人料理研究家Kei San氏らが登壇。福島県食の安全・安心の取組や魅力を説明した。佐藤氏は「福島県内の被災後の再建はすでに90%を超え、福島県中心部の藤沼ダムは2017年に修復を完了。現地の農地に新たに水を供給している」と述べたうえで、福島県の観光客数は震災前の2010年に比べ13.3%増加したなど復興が着実に進んでいることを説明した。現在、福島県の食品輸入を制限している国は2011年の震災直後の54カ国・地域から27カ国・地域へと減少し、広範囲で輸入を制限しているのは中国本土、香港、マカオ、台湾の4地域のみ。佐藤氏は「香港では果物などが輸入規制されているが、安全でおいしいことを香港の方にも知っていただき、食べていただきたい」と述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180216_7314/