職場でのセクハラ、本土女性3分の1は辞職【香港―社会】

平等機会委員会は3月2日、サービス業従事者のセクシャルハラスメント被害や差別に関する調査結果を発表した。3月3日付香港各紙によると、この調査は2017年3月から6月上旬に主にサービス業に従事する女性603人を対象に実施。回答者は18~38歳で、301人が香港生まれ、302人が中国本土出身だ。その結果、香港女性の14%、本土出身女性の9.6%が過去にセクハラを受けたことがあると回答した。そして、被害に遭った香港女性のうち45%が抗議などもせず何のアクションも起こしていないことが分かった。その理由は、「人間関係や状況を悪化させたくない」が65%を占め、次いで「抗議の手順が複雑」が58.9%、「抗議の仕方がわからない」が48.1%に上った。一部の回答者は言葉によるセクハラはセクハラではないと考えており、中でも加害者が顧客だった場合はセクハラ対応も仕事の一環と考えていることが明らかになった。また、被害に遭った本土出身女性の約3分の1は、辞職をすることを選ぶと答えた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180228_7463/

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