中環で銀行強盗が発生したが、犯行からわずか4時間後にスピード逮捕された。3月1日付香港各紙によると、事件が起きたのは2月28日午後3時すぎの東亜銀行本店。逮捕された容疑者の男(57)はカウンターの職員に拳銃のようなものを突き付け、持っていたビニール袋に現金を入れるよう指示したという。現金を手にした男はすぐさま逃走。駆けつけた警察が跡を追うも見失い、一時的に中環一帯で厳戒態勢がとられた。男は犯行時にマスクなどで顔を隠しておらず特定が容易だったこともあり、午後7時ごろ天水囲の公園にいたところを見つかり逮捕された。男は前科10犯で、1987年に道亨銀行でも強盗事件を起こしたほか、宝飾品店でも窃盗や傷害を犯し、また売春宿への強盗などでも逮捕されており、およそ計20年にわたり服役していたことがわかっている。また今回の事件では、同行の接客カウンターが開放式であったことが銀行強盗に遭うリスクを高めたとの声も上がっている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180301_7483/